お葬式のことは、あまりよく分かりません。でも、いざというときに、どうしたらいいのか、知っておく必要があると言います。あまり考えたくないことですが、母が入院をしてあまり長くないことが分かりました。お葬式の準備を考えておくようにと兄からも言われて、どうしようかと悩みました。母は、自分の体の様子が分かっているようで、インターネットで見つけた葬儀社があるから、そこに頼んで欲しいと言われたときには、驚きました。お葬式のことまで考えているので、切なさと涙が溢れてきて、悲しくなってしまったのです。
でも、母は誰にでもくることだからと、お葬式のことやその費用を相談した葬儀社に自分の希望を託したと言っていました。お葬式はできるだけ質素に、そして子どもたちに負担のないようにと、話をしてお願いしてあると私に教えてくれました。母とは、一緒に暮らせなかったので、一人でいろいろ大変だったのかもしれません。弱っていく母の話を丁寧に聞いてくれた葬儀のスタッフの方に感謝をしていました。そんな話を聞いて数日後に、すぐ寝たきりになり永眠につきました。
そして、母の希望通りの葬儀が行われて、お願いしていたという葬儀社の方と会いました。とても親切な方でした。母がインターネットで見つけて、電話で問い合わせをしてくれたそうです。そして、直接来店もして話もしましたと、流れを話してくれました。希望された葬儀は、穏やかな小さいお葬式ですが、花で囲まれて、幸せそうに笑っているようにも見えました。母らしい最後です。すごく感動しました。葬儀社の方は最後まできちんと仕事をされて、母から頼まれたという手紙を兄と私に渡されたとき、すごく心が揺れました。でも、兄も私も落ち込みましたが、母らしい最後でよかったと思っています。